【minne】価格を設定する前に覚えておきたい2つのポイント

前回の記事では、商品の制作にかかる”目に見える費用”についてお話しました。

今度は視点を少し変えて考えてみましょう。

今日は、minne等のハンドメイドマーケットで価格を設定する時に覚えておきたい2つのポイントについてお話したいと思います。

ポイント① 1商品の制作にかかる時間

それは制作時間です。

制作時間を商品価格にしっかり含めないと結局は損をすることになるのはだれでも理解できることだと思います。

ですが、最近minne上にシンプルなデザインのピアス等を300円などのかなりの低価格で販売している作家さんが多く見受けられます。

300円って購入者からすれば魅力的ですよね。購入者が学生など若者層の場合、特にそう言えるでしょう。

でもそれで本当に副業として成り立つのでしょうか?

たとえば、前回例に挙げたネックレス(筆者の過去の作品)ですが、商品自体の制作時間は10分もかかりません。

でもそれにラッピングと梱包にかかった時間を含めるとどうでしょうか?

どんなラッピングにするかにもよりますが、さらに10分ほどかかるかもしれません。

また、多くのminne作家さんがしているように、メッセージカードを添える場合はどうでしょうか?

あらかじめ印刷してあるカードを添えれば楽ですが、もしカードを手書きにするならメッセージを書く時間も必要です。

なんだかんだ作業をしていると商品の制作から結局トータルで30分かかってしまったとします。

時給を一般的な仕事と同レベルの金額に設定してみると、時給1,200円計算で30分かかったとなると時間給が600円になりますね。

また、発送するための手間を100円とすると、この700円を前回計算した実際にかかる費用に足してみましょう。

さっきまで300円ほどだった費用が1,000円にまで上がりました。

このように、制作・ラッピングにかかるトータルの時間をしっかりと商品価格に反映させないと、制作に時間が取られる割に収益が上がらない、ということになってしまいます。

そうなると副業としてはあまりメリットのないものになってしまいます。

ですが、先ほどのネックレスを計算通り1,000円で売れば売れるのでしょうか?

価格を設定する上でもう一つの点を考慮することは重要です。

 

ポイント② 作品の付加価値=オリジナリティ

あなたは先ほどのネックレスを1,000円で売れば売れると思いますか?

答えは「NO」です。

それはなぜかと言うと、ここ数年でminneの作家数は激増しました。

それに伴い、シンプルなデザインの作品はハンドメイド市場に溢れかえっています。

人気の作家さんは定期販売が見込まれているので、パーツを大量購入して原価を抑え商品の価格を下げることに成功しています。

また、minneが始まった初期から出品している作家さんの商品には、商品の人気度を表す”お気に入り”が1万や2万ついている作品もあります。

同じようなデザインのネックレスが同価格で販売されているとき、みなさんなら何を購入の基準にしますか?

それはきっと“お気に入り“や”レビュー数”だと思います。

なので、さっきのネックレスを1,000円でこれから販売してもまず売れないでしょう。

それは「すでにありふれた作品だから」です。

つまり、これからのハンドメイドマーケットで販売利益を狙うために作り手に求められるのは、

他の作品と差別化できるようなオリジナリティ=付加価値

ということになります。

オリジナリティを強みにする!

作品のオリジナリティは、たとえ制作にかかる費用(=原価)が少ないとしても、“付加価値”として価格に反映しましょう。

デザインにこだわりがあって他の作家さんと一味違う作品なら、たとえ商品価格が高くても一点もの”という見方をしてもらえます。

設定価格が高いなら販売頻度が数日に1件などでもプチ副業として十分成り立ちます。

また、“一点もの”作家の利点は「リピーターがつきやすい」という点です。

リピーターがつけば新作を出品した時に再度購入してもらうことが見込まれます。

以上のことから、高価格帯を狙えるオリジナリティのある商品がこれからのハンドメイド副業成功のカを握っていると筆者は思います。

 

“売れない”は当たり前?!

近年、テレビで特集を組まれるほどハンドメイド市場に注目が集まっています。

クリエーターが多い分、個性を出さないと無数の作品の中に埋もれてしまいます。

でもよく考えてみると、始めたばかりで売れないのは当たり前のことなんです。

2016年3月時点のミンネ公式発表では、登録作家数30万人のうち月10万以上売り上げる作家は1227人しかいないんです。

全登録作家のうちのわずか0.4%!!

つまり、全く売れない人がほとんど・・・。

「安ければ売れる」とか「流行のデザインだから売れる」とは一概に言えないようです。

巨大化したハンドメイド市場で成功するのは一筋縄ではいかないということですね。

では価格設定やオリジナリティ以外にも販促につながるポイントはあるのでしょうか?

今日ご紹介した2つのポイント以外のポイントについては、また機会を改めてお伝えしたいと思います。