メリットだけを強調する業者は信用するな!

このコラムでは太陽光発電の「デメリット」について、お話ししたいと思います。

導入のコラムでお話ししましたが、メリットばかりを強調して、デメリットに関して説明をしない業者は信用できません。どんなに良い投資案件であっても、メリットだけでなく、必ずデメリットがあります。

太陽光発電への投資が、あなたの副業にとって最適であるか否か?

ぜひ、メリットだけでなく、デメリットも考慮した上で、判断をしていただければと思います。

デメリット1 「故障」のリスク

まずデメリットとして挙げられるのは「故障」でしょう。故障すると、その間は売電収入が止まってしまいます。この点は、太陽光発電の大きなデメリットと言えるでしょう。

世の中ではたいてい、事故が起きるとニュースになります。

太陽光発電に関しても、「川が氾濫して流された」「竜巻で吹き飛ばされてしまった」「電線をぶった切って盗まれた」「カラスに壊された」とった、マイナスイメージを抱きがちなニュースばかりが報道されます。

そのため、あなたが「太陽光発電は故障が不安だ……」というイメージを持つとしたら、それは仕方のないことなのかもしれません。

しかし、こうしたリスクは、ほぼ保険で回避することができます。しかも、保険でカバーされる際には、たいてい「新しい仕様の機械」が導入されますから、「発電量が増える」「耐久性が増す」など、逆にメリットもあります。

もちろん、電気が止まっている間は、売電収入を得ることができませんが、発電業者にとっては、川の氾濫で流されようが、竜巻で吹き飛ばされようが、電線を盗まれようが、カラスに壊されようが、実は「痛くも痒くもない」というのが現実なのです。

火災保険と損害保険の両方に入っても、年間で10万円くらいです。

こうしたリスクを気にする必要はほとんどないと言えるでしょう。

デメリット2 「環境の変化」が心配!

売電収入の柱は「日射量」です。そのため、例えば隣に大きなマンションが建ち、日射が遮られてしまうようなケースでは、事業計画が大きく狂ってしまうことも考えられます。

この点に関しては、やはり現地に行って、自分で実際に確認することが必要です。

例えば、近隣の家に行って、「今度、ここに発電所ができるという話を聞いていますか」とか、「近隣で大きな建物の建設予定はありませんか」などと聞いてみるといいでしょう。

多少手間がかかりますが、その手間によって、こうしたリスクも回避することが可能です。

低圧(発電量50キロワット未満)の太陽光発電の場合、だいたい2カ月くらいで発電所を建設することができます。例えば、地盤が傾斜している場合は、造成して平にする必要がありますし、地盤がゆるいと、架台をセメントを使って、コンクリートで固める必要があります。

どういう仕様かはそれぞれの案件によって異なりますが、いずれにしても、現地に足を運び、自分の目で確かめてみてください。そうすることで、「環境の変化」に対するリスクは避けることができるでしょう。

また、「環境の変化」という点で言うと、次のような疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

「20年後に、国の固定買い取りが終わったらどうするの?」

もちろん、今の価格で、国が電気を買い取ってくれることはないでしょう。

しかし、その電気を引き続き、国が買い取ってくれる可能性がないわけではありませんし、20年後の時点で、あなたはすでに十分な収益を得ているはずです。

「20年間稼働した太陽光発電所の実績」は今のところないため、20年後にどうなるかは、誰にも分かりません。

その点はネックと言えるかもしれませんが、私は少額でも電力の買い取りを継続できるのであれば20年後もそのままにしておいてもかまわないと思っていますし、その点に関して、あまり心配をする必要はないと考えています。

デメリット3 利回りを鵜吞みにしない

 

案件を紹介されたときに仮に表面利回り10%と謳っていたとしても、即断即決は禁物です。なぜ、即断即決してはいけないのでしょうか?

なぜなら、表面利回りを算出する時に、その根拠となっているのは「発電量」だからです。業者によって、発電量を算出するためのロジックは異なります。様々なロジックを使い、実際よりも発電量を大きく見せているケースが多々あるのです。

では、実際の発電量を見極めるためには、いったいどうしたらいいのでしょうか?

発電量のシミュレーションは自分でも必ず行ってみる必要があります。私が一番お勧めするのはPVSYSTですが、1ライセンス当たり1000ドル以上します。そこで使えるのが、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「大規模太陽光発電システム導入のための検討支援ツール」です。

まずはここにアクセスをして、検討支援ツールをインストールしましょう。そして、実際に自分が投資を検討している地域の発電量を算出してみてください。

ここで念押しをしたいのは、「業者の出している数字」と「ツールで出す数字」に乖離があるのは、当たり前だということです。大事なのは、数字の乖離ではなく、利回りです。

なぜなら、あなたにとって大事なのは、数字の乖離ではなく、あくまでも「どれくらいの利回りで回せるのか」だからです。

ですから、仮に数字の乖離があったとしても、「数字の乖離があるから、この案件は詐欺だ」と決めつけないでください。利回りさえ確保できれば、投資案件として、検討の余地は十分にあると言えるでしょう。

次のコラムでは、その点について、もう少し深く掘り下げてお話ししたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

市川清太郎

会社員(外資系コンサルティングファーム勤務) 東京都港区出身 大学卒業後メーカーや商社やIT企業を経て、現在は外資系コンサルティングファームに勤務 在学中に事業を開始し、大学卒業後は新入社員から会社員の仕事と並行して副業ビジネスを17年間継続している 本業の仕事の隙間時間を活用して、発電所投資事業、不動産投資、ライセンス事業、Eコマース、海外進出支援、事業開発支援など、複数のビジネスを副業として実施 副業の推進を図るため自身の経験をもとに副業及び起業家向けスクールの開催など副業関連情報を発信